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私はボスの代わりに謝罪に伺うことがある。「どんな理由があっても、どんなに自分達に過失がなくても、商行為取引上に事故が発生したらまず相手に謝罪せよ。」との持論だ。それは事故の大小に関係なく、まず謝罪である。謝罪して解決策を提案してゆくが自分達の主張はその段階で反映させれば良い。ボスは事故、つまり「お客様に関わる事故は速やかに秘書に直接報告しなさい」と全員に通達している。一刻も早く対処する必要性があるからだ。そして、皆にわからないように担当を呼んで事情をきき、原則ボスが、どうしても都合をつけることが難しければ、ボスの代理として私が謝罪に行く。私が謝罪している間に担当部署は善後策を検討する。私が謝罪に行くと相手も冷静になってくださる。そして再び机についてくださるようになる。それから担当に戻せば良いのだ。このボスの方針は当然だ。ゆえに海上自衛隊の対応は全く理解できない私である。