百合子の部屋

先日、川崎駅を歩いていたら
後ろから声を掛けられました。







「あの… すみません…」



振り返ると60代のオジサマ。
はい？と私が答えると
「日本の方ですか？」と。



うわっ、このパターン久しぶり 笑笑



はい、そうですよ、と答えるといきなり
「あのっ！友達になって下さい！」
と頭を下げられた。
え？ と、友達？  



オジサマは続けてこう言った。
「一目惚れしました！
とりあえずご飯でもご一緒したいのですが
LINEの交換していただけますか？」と。



ごめんなさいね、毎日忙しくて
時間が取れないので、と断っても
「じゃあ、お茶だけでもいいので！」
「今少しだけでも駄目ですか？」
と、なかなか諦めないオジサマ。



よもや街中で土下座でも
しそうな勢いで、続けて
「お住いはどちらですか？」
「お仕事は何をされてますか？」
と、怒涛の質問。しかし、
どれも答えられないことばかり。



って言うか、会ったばかりでいきなり
プライベートな事を訊いたらダメでしょ ^^; 
  


「結婚していますか？」
「今彼氏はいますか？」
の質問に、いいえと答えると
「じゃあ、候補に入れて下さい！」と。



いえいえ、私そういうの求めていないので、
とお断りをしても諦めないオジサマ。
私が歩き出すとオジサマも一緒についてくる。
私の視線の先には私を待つ送迎車が…



ごめんなさい、
人と待ち合わせをしているのでここで、
と言って手をかざし、笑顔で別れて
すぐ先で待機していてくれた
お店の送迎車に乗り込みました。



男性スタッフが不思議そうな顔をしていたので
「ナンパされていたのよ」と言うと
「あぁ〜、そういう事ね」と笑っていました。



『友達になりたい』ではなく
『エッチがしたい』と言ってくれれば
お店の名刺をあげたのにね (*´ 艸｀)ｵｼｲｯ!








百合子

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