【もしも セックスレスの夫婦の
カラダが入れ替わったら】クノタチホ 著
【 この物語の主人公であるリョウコとアキラは結婚10年目の夫婦。子宝にも恵まれ一見誰がみても順風満帆に見えるが、実は約2年半の『セックスレス』である。
そんな夫婦が10回目の結婚記念日にとあることがキッカケで2人のカラダが入れ替わってしまう!
夫が妻のカラダに入り、妻が夫のカラダに入る。それは、これまで声に出して言えなかった性の悩みや、恥ずかしくて蓋をしていたあらゆる “恥部” が入れ替わってしまったことを意味する。
そんな2人が元の自分のカラダに戻る条件は、『90日間以内に2人が最高のセックスをすること』
相手のカラダの中にある、カラダの本心の “カラダの声” と会話し向き合いながら、本来あるべき夫婦のセックスについて考える… という物語。】
ちなみに…
この作者のクノタチホさんは、100人の男女とセックスをしたバイ・セクシャルのカウンセラーだそうで、男性側の気持ちと女性側の気持ちを上手く分かりやすく書いています。
私はこの本を殿方様より “課題図書” として頂きました。『百合子さん、読んだら是非感想を聞かせて欲しいな』
完読、そして感想…
本の内容が内容なので、それに対する率直な感想をこの場で正しく文字で伝えるのは簡単な事ではないので、 正直なところ“感想文” はとても書きにくいのですが…
というか、夫婦のセックス(セックスレス)を考える多くの方に是非この本を読んで頂きたいので、敢えて細かい感想(ネタバレ?)は差し控えたいと思うのです。
ざっくり内容としては、妻と旦那様のカラダが入れ替わることから、妻(中身は旦那様)によるオナニー、旦那様(中身は妻)によるオナニー、妻(中身は旦那様)の浮気、旦那様(中身は妻)の浮気、その中でもいい浮気と嫌な浮気の経験、男になってやたいこと、女になってやりたいこと、あとは3Pやハプニングバーでの未知のプレイに、女装などなど…
プレイだけではなく、そこに到る精神の葛藤などが上手く書かれています。
アンダーグラウンドとされる部分についてもかなりのリアリティを以て触れています。
私は本に書かれているアングラなことは全て経験しているので、その内容に特別驚くことはありませんでしたが、普通の方は現実のものとは思えず刺激が強い、いや、強すぎるかもしれません…
ちなみに、私のブログを見ていてくれる方には、物語に登場する “あずささん” は私と被ることでしょう。自身の私でさえ、あずささんを『え?これ私じゃない?笑』と思ってしまったほど ^^;
ちょっと、恐らく分かりやすくする為に物語をエンタメ的に書かれていますが、書かれていることは確かに全てリアルで存在する世界なのです。
妻と旦那様の中身が入れ替わるというファンタジーの要素が、リアリティを追求する私にはちょっと微妙でしたが、実際そうすること(ファンタジー要素)により著者が伝えたいことは物凄くよくわかりました。
セックスレスの夫婦にとって、何が幸せなのか。夫婦としてどうあるように努めるべきなのか。我慢する所と相手に求める所と、自身の性癖と性格と社会的立場と…
とても柔らかくて難しい部分ではありますが、バイセクシャルである著者は流石!両性を理解した上に上手くわかりやすく書かれていると思います。ものすっごく、 “男の子” と “女の子” の話。
そんな “男” と “女” は最後にはどんな選択をするのか…
この本は、文字数が少なかったり、難しい言い回しを使っていない部分も、読書初心者にとってもとても読みやすい本だと思います。
夫婦間のセックスと、自分の(カラダの)気持ちに正直に居ること、について考える貴方には是非是非オススメします ^^*
百合子
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