人妻は蜜の味♪♪♪

『全てを捨てて……二人で　遠くに行こう……。』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

最後の逢瀬の時、絞り出すような声で彼が言った……。　　　　　　　　　　
　　もしかしたら　

　　　　　　　『遠くへ 逝こう。』　　　　　　　　　

だったのかもしれない……。
 

彼と別れてから、一年間お仕事が出来なかった………。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　ただ淡々と家事だけをこなし……生きているのか死んでいるのか…よくわからなくなっていた。
　　　　　　　　　　
　　眠れない日々が続き、夜中になると夢遊病のように行きつけのゲイバーへ行った………。

　『あんた達…別れて正解よ(T_T)。　　　あのままなら、二人して心中しそうだったモン(ﾉ_･｡)。』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ゲイバーのママは優しい…凄く優しい（けど つのだ☆ひろ激似　(>_<)キャハッ♪）。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　ゲイというだけで、相当な偏見に泣き…今までたくさんたくさん傷ついて来たんだろう……。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　そういう人って、己には厳しいけど他人にはメチャメチャ優しい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

己に甘く　他人に厳しい人は　イッパイいるけどな(￣▽￣；)　　私の事だけどさ

 

　　【日がな薬】

　　流れる年月は、どんな傷をも癒してくれる。　　　　　　　　　　　　　　　　

　そして、又、私は仕事を再開した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　一年前の自分より、少し成長している気がした……。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
人の痛みや、悲しみに敏感になっていた。　　　　　　　　　　
　何よりも……お客様に対して　　　
　

【ＳＥ〇出来ればいいんでしょ(－_－＃)？】　　　　　　　　　　　　　　　　　

的な気持ちが無くなった。　　　　　　　　　　　　　　　　　

　二人で過ごす９０分間は、楽しく…そして少しでも癒されて欲しい…と本気で思うようになった　　　　　　　　　　

　
　それが、どんなに意地悪で【毒吐き彦星サン】であっても……。　

 

【肉便器！】　　　　　　　　　　　　【淫乱女！】　　　　　　　　　　　　
　　【メス豚！】　　　　　　　　　　　　【公衆便所！】　　　　　　　　　　　　
　前までの私なら…精神が持たなくて…言葉のナイフでズタボロになって、泣いていた…。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　２チャンネルの酷いカキコミに、泣いていた…。

　　　　　　　　　『沙也加師匠』　　　　　　　　　　　『Ｊ　師匠』　　　　　　　　　　　
　『心底愛した彼』　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　のお陰で、私は少しだけ強く…少しだけ…本当にﾁｮｯﾋﾟﾘなんだけど…人に優しくなった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

歳上　歳下、関係なく(^O^)/きっとこれからも　尊敬出来る男性や、お手本になる女性に多く出会えるのだろう！！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　期待で胸が膨らむ♪このまま膨らんでＨカップくらいの乳になれっﾜｸﾜｸO(≧∇≦)oｷｬｯｷｬｯ♪♪♪。

 

朝の期待とは裏腹に………今日はラストまで散々な一日だった~~~~~~＿|￣|○｡･ﾟ~~~~~~ﾌﾟｸﾌﾟｸﾌﾟｸ…。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　明日は休みだしっ(゜▽゜)、ウエアハウスでDARTSでもして行こう♪♪♪。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　って駐車場に車入れたら車庫番号『No.７』！！！　　　　　　　　　　　

　駐車場係りのオッチャンが

【７月７日　No.７だぞ！　姉チャン(゜▽゜)良い事あるぞっ！】

って…………………ウフフッ♪有難うネ♪♪♪。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　でも、後２分で２００７年７月７日も終わりダヨ(￣▽￣；)。　　　

 

世界中の全ての【彦星】が………どうかどうか…自分だけの本物の『織姫』に出逢えますように(ﾉ_･｡)。　　　　　　　　　　　　　　　　

　そして二人でいつまでもいつまでも…幸せに暮らせますよう願いを込めて☆☆☆☆☆。　　　　　　　　　　　　　
　　　２００７年７月７日２３時５９分５９秒　　　　　　　　　　　　山本　よしの(^_-)-☆　　　　　　　　　　　　　　　　
 

 

 

　…なぁんて書いてる今日は７月２０日なんデスが(￣▽￣；)……

 

 

７月７日、朝　玄関の鍵を閉めながら時計を見ると…
『７時７分(゜▽゜)フンッフフンッ♪♪♪』　　　　　　　　　　　　　　　　　　

２００７年７月７日７時７分
　　　　　　　　　【７７７７７】


　　　　　　　　
　　　確変＋７７じゃん！！！(*゜∀゜)ムハッ=3!!　


　本日の♪ヨシノ織姫マンマン一番乗りの、ご予約☆彦星サンは…………。　　　　　　　　　　　

　　…(´・ω・`)ｼｮﾎﾞｰﾝ…ﾁｮｯﾋﾟﾘ苦手な４０代後半の彦星サンでした☆☆☆。


　
某一流企業の中間管理職の彦星サンとは、もうとても長いお付き合いなのだけれど…(ﾉ_･｡)。



　『淫乱女めっ(－_－＃)！！！　 こんな気持ち良い事して、金が貰えていいな！』



『風俗嬢なんて頭カラッポで馬鹿だから、普通の仕事出来ないオンナの集まりだろっ！！！』


　　物凄く毒吐き彦星サン(￣▽￣；)…会社で…家庭で何か嫌な事があったの？？？　


【イインダヨ…　　　スキナダケ…毒ヲ　ハイテイッテネ】　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　心のデトックスも、たまには必要だよ(*´･д･)(･д･`*)ﾈｰ。。。　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　ただ…毒吐き彦星サンは、あまりの毒舌で他店のソープ…何件か出入り禁止になっているらしい………。　　　　　　　　　　　　　　　　　
　でも、私はどうしても彼を拒否出来ない(T-T)。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　嫌がらせをして、毒を吐き続け…強がる彼の背中が…とても寂しそうにショボくれているから(ﾟｰÅ)ﾎﾛﾘ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

『おい！淫乱メス豚！！ 本気で男を愛した事が無いから、誰のチン〇でもクワエ込めるんだろっ！』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　ウッフッフ♪♪♪ハズレ！大ハズレ！！！




　　　　
プライベートは意外と真面目なのo(^-^)o。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　私は、ずっ～～～～～と長い事　恋愛に心底のめり込めない…冷めたオンナなのだと悩んでいた……。　　　　　　　　　　　　　　　　　
　『失楽園』を読んでも、いまいちピンッと来なかった…。　　　　　　　　　　

　オンナとしても、ヒトとしても……【欠陥品】なのだと…常々、哀しく思っていた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　でも…出会いは突然やって来た(。。；)。　

 

【ビョーク】信者な私は、ビョーク主演…に惹かれて
　　　　【ダンサーインザダーク】
　　　　　　　　　　　　　　　
を観に、本牧の映画館に行った（私は映画はなるべく・お一人様・で観たいタチです。　　　

連れに気を使って観たくないし……泣いている顔も見られたくないし……）。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　ラストが衝撃的過ぎて…ショック過ぎて！！！涙も出なかった……。

　グッタリして…椅子から立ち上がる気力さえ無い……。　　　　　　　　　　　
顔が青ざめているのが、自分でもわかる…(ﾉ_･｡)。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
【あの…大丈夫ですか？】　　　　　　　　　　　　　　　　

親切な男性が声をかけて下さった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
『アレッ？　何で、アーデス・ベイがここにいるんだろ～？？？』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　
　完璧に一目惚れだった…顔と雰囲気が、私のど真ん中だった…。　　　　　　　　　　　　　　　　
　最初はただそれだけだったのに、二人の関係はそれから３年間続いた。　　　　　　　　　　

 

　お互いに守るべき家庭がある…。　　　　　　　　　　　　

毎週木曜日に普段通り仕事に行くフリをして出かけ、

 

朝から夕方７時くらいまでの１０時間を二人で過ごした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　物心ついた頃から売春婦だった私が、初めて知る数々の喜び………。　

　　　　【Ｓｅｘって！こんなに気持ち良い行為だったんだ(☆＿☆)】　　　　　　　　　　　　　　　　　
　【Ｓｅｘって！こんなに神聖なモノだったんだ(ﾉ_･｡)】　　　　　　　　　　　
【キスだけで……こんなに幸せな気持ちになれるんだ(>_<)】　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　【人を好きになるって……こんなに苦しくセツナイんだ(:_;)】　　　　　　　　　　　　　　　　　


　２７歳になって、ようやく……本当の恋愛を知ったような……オンナになった気がした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　二人で過ごしている時は　　　　　　
　　　　　『このまま死にたい』
とさえ、本気で思った……。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　出会いも突然なら、終わりも突然だった。　　　　　　　　　　　　　　　　

　いつもの木曜日…葉山のホテルにいる時に、彼の携帯電話が鳴った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

   とっても嫌な予感がした………。　

『よしのって言う女と、一緒にいるんでしょ？』
　
　彼の奥さんからだった・・・・・。

《続く》